講師たる者、常に勉学を怠ってはならない。そう、麻雀などにうつつを抜かしてはいけないのである。
講師はシステム開発の現場の人間と比べて目新しい技術に触れる機会も少なく、試験や授業の都合上、その技術は概念的で古くなりがちだからだ。
これまで、学生にシステム開発の手法も教えてきたが、それはJava(struts)やruby(RoR)であった。多くのシステムがネットワークを利用したものとなり、ユーザーインターフェイスはブラウザに集積しつつある。つまり、Webシステムはシステム開発の主要な役割を担うものとなっているわけ であるが、Javaでの新規案件はかなり少なくなってきているし、Rubyもマイナー志向が拭えない。そんな中、最も元気のあるものがPHPだ(主観的 に・・・w)。
というわけで、来季からPHPでWebシステム開発を授業に取り入れることにしました。
うちの会社的には”Rubyで行こうぜ!!”的な雰囲気があるのですが、こそっとやることにしました。
(個人的にも興味・学習意欲があったので・・)
PHP は数年前に学習していて、その時はsymfonyというフレームワークで旅行代理店のシステムや社内管理システムなどを作成していた経験がある。正直これ まで色々とフレームワークを使ってきて、一番使いやすく、高機能なフレームワークはsymfonyだった。しかしながら、俺がやっていたsymfonyは v1.0で、現在は1.4らしい。そして、近々2.0が出るそうな。。
試しに1.4をこれまでと同じように使ってみようとしたが、まず、ディレクトリ構造から違っていた(;;)。出来れば、symfonyを使いたかったが参考サイト・書籍の数が極端に少ないこともあり断念した。
そして、PHPフレームワーク検討の参考にしたのがこのサイト(http://www.phppro.jp/article/framework/comparison.php)。
丁寧にそれぞれのフレームワークの違いを解説してくれている。ここでは、symfony・ZendFramework・cakephpの3つが紹介されていた。
候補は、ZendFrameworkかcakephpの二択であったが、cakephpを採用することとした。
正 直、ZendFrameworkでWebシステムが組めれば、つぶしも利くし応用力も身についてベストかと思ったが、脱落する学生も多くなる。設定項目・コード記述部分がかなりおおくなり詳細を把握していないと困難だからである。学習の末の成果物というものを比較するならば ZendFrameworkより、symfonyやcakephpなどCRUDやORM機能のあるフレームワークを使用した方が断然完成度は高くなる。ま た、学生にscaffold(自動生成)の開発効率の高さをしってもらいたかったというのも理由の一つである。
そんなわけで、cakephpの勉強をすることにしました。
今後、cakephpの記事書く予定です。